構造設計
「構造設計」とは、建築物の
美しさを“魅せる”お仕事です。
建築物は、柱や梁、壁などから構成される構造物です。その構造物の“かたち”を決める、いわゆる“デザイン”は意匠設計者の仕事ですが、
それをいかに美しくみせるか?ということを考えるのが、構造設計者の役割です。
意匠設計者がどんなに魅力的な空間やスマートなフォルムを提案しても、その構造を成立させるための柱や梁といった構造要素が、
圧迫感をあたえるほど大きかったりすると、その魅力は半減してしまいます。
もちろん、構造物として外力に対する安全性を担保することは大前提ですが、同時にいかに無駄をそぎ落とし、
その構造物を美しく成立させるかを考える、それが「構造設計」というお仕事です。